GeckoFlag コラム

プロジェクト管理・課題管理ツール選びのヒント

連載「チームで使うタスク管理のコツ」第3回

タスクはどこまで細かく分ける? ちょうどいい大きさの目安

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連載「チームで使うタスク管理のコツ」第3回 タスクはどこまで細かく分ける?

この連載について

「チームで使うタスク管理のコツ」は、タスク管理やプロジェクト管理のツールを使い始めたチームに向けた、全8回と番外編の連載です。業種を問わず、どの回からでも読めます。

  1. 仕事はどの単位で分ける?
  2. 伝わるタスクの書き方
  3. タスクはどこまで細かく分ける?この記事
  4. 担当者と期限の決め方
  5. コメントの返し方
  6. 進み具合はどう伝える?
  7. 社外の人とやりとりするときの書き方
  8. 終わらせ方近日公開

番外編「言葉の違うメンバーにも伝わる書き方」(近日公開)

「展示会に出展する」という1つのタスクだけを登録して、気づいたら前日に慌てている。反対に、「メールを1通送る」まで分けて、タスクが100件を超え、どれが大事なのかわからなくなる。

どちらも、タスクの大きさが合っていないために起きます。

※この記事は、GeckoFlagの開発元が書いています。

結論:1人が、数日で終えられる大きさにする

目安は3つです。

ちょうどいい大きさの目安

  • 担当者を1人に決められる
  • 数日、長くても1〜2週間で終わる
  • 終わったかどうかが、はっきりわかる

3つすべてに当てはまれば、ちょうどいい大きさです。当てはまらないものがあれば、分けるか、まとめます。

大きすぎるサイン

  • 担当者が何人もいる
  • 「進めています」という報告が何週間も続く
  • 終わりの条件が書けない(書き方は第2回「伝わるタスクの書き方」で説明しています)

大きすぎるタスクは、どこまで進んでいるのかが外から見えません。遅れに気づくのが、期限の直前になります。

細かすぎるサイン

  • 登録する時間のほうが、作業する時間より長い
  • 数分で終わる作業ばかりが並んでいる
  • 一覧が埋まって、大事なタスクが見えない

数分で終わる作業は、タスクにせず、タスクの説明の中に「やること」として箇条書きにします。

分解の手順

展示会への出展準備を例にします。

  1. 最後にそろっていなければならないものを書き出す:ブース、配布物、当日の人員、搬入と搬出
  2. それぞれについて、必要な作業を書き出す
  3. 担当者と期間でまとめ直す:1人が数日で終えられる大きさにします
  4. 順番を書いておく:前の作業が終わらないと始められないものに、順番を書きます
まとまり タスク 担当 順番
ブースブースの配置図をつくる佐藤最初
ブース展示台と照明を手配する佐藤配置図のあと
配布物パンフレットの原稿をまとめる鈴木最初
配布物パンフレットを印刷所に入稿する鈴木原稿のあと
人員当日の担当表をつくる高橋最初
搬入・搬出運送会社を予約する高橋配置図のあと

「パンフレットを用意する」のままでは、原稿と入稿のどちらで止まっているのかが見えません。分けたことで、遅れている場所がわかるようになります。

2段で足りる

分解は「大きなまとまり」と「個々の作業」の2段で、たいてい足ります。3段、4段と深くすると、全体を見渡しにくくなり、更新の手間も増えます。

3段目が欲しくなったときは、まとまりが大きすぎるサインです。まとまりを2つに分けるか、別のプロジェクトにします(プロジェクトの分け方は第1回「仕事はどの単位で分ける?」で説明しています)。

つまずきやすい点

1最初に完璧に分けようとする

先のことは、始めてみないとわかりません。見えている範囲だけを分け、近いものから細かくします。先のものは、大きなまま置いておいて構いません。

2分けたあと、まとまりのほうを放っておく

個々の作業がすべて終わっても、まとまりのタスクが「対応中」のまま残ることがあります。最後の作業を終えたら、まとまりのほうも完了にします。

たとえば、こんなことがありました

「会社案内の制作」を1つのタスクにしていたところ、写真の撮影日が決まっていないことに、締め切りの2週間前まで誰も気づきませんでした。

原稿、撮影、デザイン、印刷に分けてからは、どこで止まっているかを毎週の打ち合わせで確認できるようになりました。

GeckoFlagではこう分けられる

  • 課題の下に子課題を作れます(親子課題)。課題一覧とガントチャートでは、親の下に子を折りたためます
  • 親子は2階層まで。この記事の「2段で足りる」と同じ考え方で、深くなりすぎません
  • 親と子は、同じプロジェクトの中に置きます
  • 順番は、説明にも書いておきます

実際の画面は、デモで試せます。

まとめ

タスクは「1人が数日で終えられ、終わったかどうかがはっきりわかる」大きさにします。分解は、最後にそろうものから逆にたどり、2段で収めます。次回は、分けたタスクの担当者と期限の決め方を説明します。

連載タイトルや終わりの条件の書き方は、第2回「伝わるタスクの書き方」で説明しています

連載第4回「担当者と期限の決め方」