GeckoFlag コラム

プロジェクト管理・課題管理ツール選びのヒント

連載「チームで使うタスク管理のコツ」第1回

仕事はどの単位で分ける? 案件・部署・期間の切り方

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連載「チームで使うタスク管理のコツ」第1回 仕事はどの単位で分ける?

この連載について

「チームで使うタスク管理のコツ」は、タスク管理やプロジェクト管理のツールを使い始めたチームに向けた、全8回と番外編の連載です。業種を問わず、どの回からでも読めます。

  1. 仕事はどの単位で分ける?この記事
  2. 伝わるタスクの書き方
  3. タスクはどこまで細かく分ける?
  4. 担当者と期限の決め方
  5. コメントの返し方
  6. 進み具合はどう伝える?
  7. 社外の人とやりとりするときの書き方
  8. 終わらせ方近日公開

番外編「言葉の違うメンバーにも伝わる書き方」(近日公開)

タスク管理のツールを入れて、最初に手が止まるのが「プロジェクトをどう作るか」です。細かく分けすぎると目当ての仕事が見つからず、大きくまとめすぎると関係のない通知が届き続けます。

ここでいう「プロジェクト」は、ツールの中で仕事をまとめる入れ物のことです。ツールによっては「ボード」「スペース」「リスト」とも呼ばれます。この記事では、どのツールにも共通する分け方の考え方を説明します。

※この記事は、GeckoFlagの開発元が書いています。

結論:「同じ人に見せる仕事」を1つにまとめる

迷ったら、「この仕事を見る必要があるのは誰か」で決めます。見る人の顔ぶれが同じなら1つにまとめ、違うなら分けます。

多くのツールは、プロジェクトに参加しているメンバーを単位にして、見える範囲や通知の届く先を決めています。見る人で分けておけば、関係のない人に情報が見えたり、通知が届いたりすることを防げます。

よく使われる3つの分け方

分け方 向いている仕事 例 気をつけること
案件ごと始まりと終わりがある仕事取引先ごとのパンフレット制作、店舗の改装工事、秋祭りの準備案件が増えると一覧が長くなる。終わったら閉じる
部署・チームごと終わりのない日常の仕事総務への依頼、店舗の備品の補充、経理の月次作業中身が増え続ける。ステータスや期限で絞って見る
期間ごと定期的に繰り返す仕事2026年度の採用、毎月の広報誌、年度末の決算期間をまたぐ仕事を、どちらに置くか決めておく

案件ごとに分ける

始まりと終わりがはっきりしている仕事に向いています。取引先や現場ごとに関わる人が変わるなら、この分け方が自然です。終わったら閉じられるので、今動いている仕事だけを見渡せます。

部署・チームごとに分ける

毎日続く仕事に向いています。総務への備品の依頼や、店舗の定型作業のように、いつも同じメンバーで回す仕事です。終わりがないため、中身が増え続けます。完了したものを見えなくする、期限で並べるなど、見方を工夫します。

期間ごとに分ける

毎年、毎月と繰り返す仕事に向いています。前回のプロジェクトを開けば、同じ準備を同じ順番で進められます。

組み合わせてよい

実際には、1つの分け方だけで済むチームは多くありません。たとえば工務店なら、施主ごとの工事は「案件ごと」、事務所の日常業務は「部署ごと」に分けます。分け方が混ざること自体は問題ありません。大事なのは、新しい仕事が来たときに、どこに置くかで迷わないことです。

失敗しやすい3つのパターン

1細かく分けすぎる

1つの作業のためにプロジェクトを作ってしまう例です。作業はプロジェクトの中のタスクとして登録します。目安として、タスクが10件以上入る見込みがあるか、数週間以上続くかを考えます。どちらにも当てはまらなければ、既存のプロジェクトの中に入れます。

2何でも1つに入れる

全員の仕事を1つのプロジェクトに入れると、関係のない人にも通知が届きます。見せる必要のない情報が、社外の人に見えてしまうこともあります。

3人ごとに分ける

「田中さんのプロジェクト」のように、人で分ける例です。担当が変わるたびに、タスクを別のプロジェクトへ移す必要が出てきます。誰の仕事かは、プロジェクトではなく、タスクの担当者で表します(担当者の決め方は第4回「担当者と期限の決め方」で説明しています)。

名前の付け方

  • 名前だけで中身がわかるようにする:「A社 2026年秋パンフレット」「駅前店 改装工事」
  • 並び順をそろえる:取引先 → 内容 → 時期、のように順番を決めておくと、一覧で探しやすくなります
  • 「その他」「雑務」は作らない:何でも入る箱は、すぐに中身がわからなくなります

たとえば、こんなことがありました

ある取引先の仕事を、1つのプロジェクトにまとめていました。ところが、取引先の中の別の部署からも依頼が来るようになり、担当者が違う仕事が同じ場所に混ざりました。片方の担当者には、関係のない通知が届き続けます。

部署ごとにプロジェクトを分け直したところ、通知の問題はなくなり、それぞれの進み具合も見やすくなりました。

GeckoFlagではこう作れる

GeckoFlagでは、メンバーとゲストが見られるのは、参加しているプロジェクトだけです(管理者はすべてのプロジェクトを見られます)。「見せる相手で分ける」という考え方を、そのまま形にできます。

  • プロジェクトには、名前、説明、オーナー、開始日と終了予定日、参加メンバーを設定します
  • プロジェクトキー(英数字5文字まで)が、課題番号の頭に付きます。たとえばキーを「SHOP」にすると、課題は「SHOP-1」「SHOP-2」と自動で番号が振られます。短く、見て何の仕事かわかるキーにします
  • 終わったプロジェクトには、完了の印を付けられます
  • 社外の人は「ゲスト」として、参加するプロジェクトだけに招けます(第7回「社外の人とやりとりするときの書き方」で説明しています)

実際の画面は、デモで試せます。

まとめ

プロジェクトは「同じ人に見せる仕事」でまとめます。始まりと終わりがある仕事は案件ごと、続く仕事は部署ごと、繰り返す仕事は期間ごとが基本です。次回は、プロジェクトの中に登録する、伝わるタスクの書き方を説明します。

関連ツールを入れたのに使われなくなる理由と、最初に決めておくことは、連載「はじめてのプロジェクト管理ツール」の第5回「プロジェクト管理ツールが使われなくなるのはなぜ?」で説明しています

連載第2回「伝わるタスクの書き方」