GeckoFlag コラム

プロジェクト管理・課題管理ツール選びのヒント

Backlogの値上げ・コスト高に悩んだら?料金体系の違いと乗り換え(代替)の選択肢を解説

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Backlogの値上げでいくら変わる?2027年新プランの料金と乗り換え先の選び方

「Backlogが値上げ!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。2027年1月1日から料金体系が一新され、これまでの4プランが3つに統合。残念ながら多くのチームで実質値上げとなってしまいます…。

「うちのチームはいくら上がっちゃうの?」「このまま使い続けて大丈夫?」と不安な方向けに、プラン別の影響額や、費用を抑えるコツ、さらには他のツールへの乗り換え選択肢まで分かりやすく解説します!

この記事のポイント

  • スタンダードプランを15人以下で使っているチームは、月16,000円から21,000円になります。
  • 16人以上で使っているチームは、月36,300円のビジネスプランへの変更が必要です。
  • フリープランは、ユーザー数の上限が10人から5人になります。

※料金と日程は、2026年10月4日にヌーラボの公式ページで確認した内容です。金額はすべて税抜で書いています。

2027年1月、Backlogの料金はどう変わる?ざっくり解説

これまで親しまれてきた「スターター」「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」の4プランが廃止され、2027年1月からは「エコノミー」「ビジネス」「プロフェッショナル」の3つにまとまります。

押さえておきたいスケジュールはこちら👇

  • 2026年12月31日:今のプランの新規受付が終了
  • 2027年1月1日:新プランがスタート
  • 既存のユーザー:2027年1月1日以降の「最初の契約更新日」から順次切り替え

更新日はチームによってバラバラなので、まずは管理画面の「組織設定 > プラン」で自分のチームがいつ切り替わるか是非チェックしてみてください。

新プランの料金と上限

項目 エコノミー ビジネス プロフェッショナル
月払い21,000円/月36,300円/月100,000円/月
年払い(月換算)19,950円/月34,485円/月95,000円/月
年払いの年額239,400円413,820円1,140,000円
ユーザー数15人無制限無制限
プロジェクト数30無制限無制限
ストレージ30GB100GB300GB

出典:【重要】2027年1月1日からBacklogのプランが新しくなります(Backlogブログ)。金額は税抜です。

ポイントは、いちばん安い有料プランが月21,000円になり、しかも「15人まで」という人数の上限が付くこと。これまでのスタンダードプランは月16,000円で人数無制限だったので、ここが今回の改定でいちばん大きな変化です。

支払い方法も変わるので注意

料金だけでなく、支払い方法も変わります。月払いはクレジットカードのみに。銀行振込の3か月払い・6か月払いは廃止され、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から、自動的に年払いへ切り替わります。

つまり、銀行振込で支払っているチームは、1年分をまとめて支払うことになります。年間の予算の組み方にも関わってくるので、経理の担当者さんにも早めに共有しておくと安心です。

【プラン別】あなたのチームはいくらになる?

「結局、うちはいくらになるの?」というのが、いちばん気になるところですよね。値上げの幅は、いまのプランと人数によって大きく変わります。月払いの金額で比べると、1.3倍ほどで済むチームもあれば、2倍を超えてしまうチームも…。

いまのプラン 切り替え先 月額(月払い) 年間の増加額 倍率
スターター自動では決まらない。最も安い有料プランはエコノミー2,700円 →
21,000円
219,600円約7.8倍
スタンダード
(15人以下かつ30プロジェクト以下)
エコノミーへ自動で切り替え16,000円 →
21,000円
60,000円約1.3倍
スタンダード
(16人以上または31プロジェクト以上)
ビジネス以上へ自分で変更16,000円 →
36,300円
243,600円約2.3倍
プレミアムビジネスへ自動で切り替え27,000円 →
36,300円
111,600円約1.3倍
プラチナプロフェッショナルへ自動で切り替え75,000円 →
100,000円
300,000円約1.3倍

現行プランの料金は、2026年10月時点のものです。増加額と倍率は、月払いどうしを比べて計算しています。

一番影響が大きいのは「スタンダードプラン」を使っているチーム

特に「16人以上」または「31プロジェクト以上」で運用しているチームは要注意。
人数無制限で使うには、上位の「ビジネスプラン(月額36,300円)」を選ぶしかなく、年間で約24万円ものコストアップになってしまいます。

意外と見落としがちなのがプロジェクト数。「メンバーは5人だけだからエコノミー(30プロジェクトまで)で大丈夫!」と思っていても、過去の案件が残っていて31以上あるとビジネスプラン扱いになってしまいます。一度プロジェクト整理をしてみるのがおすすめです。

なお、この条件に当てはまるチームは、プランが自動では切り替わりません。適用開始日までに、自分で新しいプランを予約しておく必要があります。公式の案内では、予約の機能は2026年夏頃から提供されるとのことです。

スタータープランには「受け皿」がありません

月2,700円で使えていたスタータープランには、残念ながら同じ価格帯の後継プランがありません。有料プランで続ける場合、いちばん安いのは月21,000円のエコノミープランです。

少人数で、課題の管理だけに使っていたチームほど「さすがに高い…」と感じる改定かもしれません。5人以下のチームなら、フリープランに収まらないかも確認してみてください(フリープランは1プロジェクトまでです)。

フリープランは5人までに

フリープランも、2027年1月1日からユーザー数の上限が10人から5人に減ります。2026年12月31日までに追加したメンバーは、6人以上いてもそのまま使い続けられますが、新しいメンバーは追加できなくなります。

メンバーの入れ替わりがあるチームは、実質的に「有料プランにするか、別のツールにするか」を選ぶことになりそうです。

なぜ値上げ?背景と、新プランで増える機能

ヌーラボは今回の改定の理由を、継続的な機能開発とサービス品質の向上のため、と説明しています。新しいプランのもとで届ける機能として挙げられているのは、次の4つです👇

  • Backlog AIアシスタント:報告書の自動生成や、プロジェクトをまたいだ情報検索。2026年3月にリリース
  • 孫課題:親課題・子課題の2階層だった構造が、3階層まで使えるようになる
  • プロジェクト横断ガントチャート:複数プロジェクトの日程を1つのガントチャートで見られる
  • Nulab Flowbase:繰り返し発生する業務を自動で進める、ワークフロー自動化ツール。2026年6月にリリース

どの機能がどのプランで使えるかは、公式のプラン比較資料(PDF)でチェックできます。

Backlogは、課題管理・Wiki・ガントチャート・Gitがひとつにまとまった、国内で広く使われているツールです。日本語のサポートがあり、サーバーの管理も必要ありません。こうした機能を日ごろから使いこなしているチームなら、値上げ後も十分に見合う内容だと思います。

一方で、「課題の登録とコメントのやり取りがほとんどで、新しい機能を使う予定は特にない…」というチームもあるはず。そんなチームにとって今回の改定は、「払っている金額と使い方が合っているか」を見直す、いいきっかけになりそうです。

まず検討したい「Backlogを続ける」場合のコストの抑え方

とはいえ、乗り換えにはデータの移行やメンバーへの説明など、それなりに手間がかかります。まずは、いまのまま使い続けた場合に費用をどこまで抑えられるかを確認してみましょう。

1ユーザーとプロジェクトを棚卸しする

スタンダードプランのチームは、15人・30プロジェクトに収まればエコノミープランで済みます。ビジネスプランとの差は月15,300円、年間では183,600円。これは大きいですよね。チェックしたいのは次の2点です。

  • 退職した人や、終了した案件の外部メンバーのアカウントが残っていませんか?
  • 終了した案件のプロジェクトは、書き出したうえで削除できませんか?

ちなみに、プロジェクトをアーカイブしただけで数が減るとは限りません。数え方は公式のFAQで確認しておきましょう。

2年払いにする

年払いにすると、月払いより5%お得になります。エコノミープランなら年12,600円、ビジネスプランなら年21,780円の差。1年以上使うと決めているなら、年払いがおすすめです。

3契約更新日を確認する

新しい料金が適用されるのは、2027年1月1日以降の「最初の契約更新日」から。つまり、年払いで更新日が2027年の後半にあるチームは、その日までいまの料金のまま使えます。

判断の期限は、チームによって数か月から1年近くも違ってきます。まずは「組織設定 > プラン」の画面で、自分のチームの適用開始日を確認してみてください。

こんなチームは、Backlogを続けるのがおすすめ

  • GitやSubversionのリポジトリをBacklogに置いている
  • バーンダウンチャートやマイルストーンで進行を管理している
  • AIアシスタントやプロジェクト横断ガントチャートを使いたい
  • クライアントがBacklogに慣れていて、招待して使っている

これらに当てはまるなら、乗り換えで失うもののほうが、値上げ分より大きくなりがちです。

乗り換え先は「料金の仕組み」で4タイプに分かれる

乗り換え先を探すときは、ツールの名前より先に「料金の仕組み」に注目するのが近道です。仕組みが違えば、費用が増える条件も違ってくるからです。大きく分けると、次の4タイプがあります。

タイプ 費用が決まる仕組み 費用が増えるとき 代表的なツール
定額制のクラウドチーム単位で月額が固定プランの上限を超えたとき、料金改定のときBacklog
ユーザー課金のクラウド1人あたりの月額 × 人数メンバーや外部の協力者を増やしたときJira、Asana、Redmineのクラウドサービス
オープンソースのセルフホストソフトは無料。サーバー代と運用の手間は自前サーバーの増強、保守にかかる時間Redmine、OpenProject、Plane
買い切りのセルフホストソフトは初回だけ支払う。サーバー代は別サーバーの増強GeckoFlag

定額制のクラウド

Backlogがこのタイプです。人数が増えても月額が変わらないので、メンバーの多いチームや、クライアントを大勢招くチームにぴったり。その反面、少人数だと1人あたりが割高になります。そして今回のように、料金の改定がそのまま全額に響いてしまうのが弱点です。

ユーザー課金のクラウド

海外製のツールの多くがこのタイプです。数人の固定メンバーで使うなら、定額制より安く収まることも。Jiraのように、少人数向けの無料プランを用意しているツールもあります。

気をつけたいのは、人数に比例して費用が増えていくこと。案件ごとにクライアントや外注先を招く使い方だと、「思ったより高くなった…」となりがちです。見積もるときは、社内の人数ではなく「アカウントを発行する全員の数」で計算してみてください。

オープンソースのセルフホスト

Redmineに代表される、自分のサーバーに入れて使うタイプです。ソフトウェアは無料で、人数の制限もありません。機能が豊富で、プラグインで拡張できるものも多くあります。

見落としがちなのが、構築と保守にかかる手間です。Redmineのインストールにはコマンド操作が必要ですし、PlaneやOpenProjectはDockerが動くサーバーが前提です。サーバーを扱える人がチームにいるかどうかで、向き・不向きがはっきり分かれます。

買い切りのセルフホスト

ソフトウェアを一度購入して、自分のサーバーに入れて使うタイプです。月額がかからず、人数が増えても費用は変わりません。オープンソースと比べると、導入や更新が画面の操作だけで済むように作られた製品が多いのも特徴です。

ただし、機能はクラウドの大手ほど多くありません。サーバーの契約と管理が自分たちの責任になる点も、覚えておきたいところです。

10人のチームで3年間使うと、いくらかかる?

では実際のところ、どれくらい差が出るのでしょうか。10人のチームが3年間使った場合の費用を、タイプ別に並べてみました。ユーザー課金の単価とサーバー代は製品や契約によって幅があるので、仮の単価を置いた計算例として見てください。

タイプ 3年間の費用 計算の前提
Backlog エコノミー(月払い)756,000円21,000円 × 36か月
Backlog エコノミー(年払い)718,200円239,400円 × 3年
ユーザー課金のクラウド360,000円仮に1人月1,000円として、10人 × 36か月
オープンソースのセルフホスト36,000円+構築と保守の時間ソフトは無料。仮に月1,000円のサーバーとして36か月
買い切りのセルフホスト(GeckoFlag)40,800円ソフトは4,800円の買い切り。仮に月1,000円のサーバーとして36か月

Backlogの金額は税抜です。ユーザー課金の単価とサーバー代は、計算のために置いた仮の数字です。

金額だけを見ると、セルフホストが圧倒的に安く見えます。ただし、この表には入っていない費用が2つあるので要注意です。

1つめは「人の時間」。たとえばオープンソースの構築に丸2日、年に数回のアップデートに半日ずつかかるなら、その時間も立派な費用です。担当者の時給を掛けて、自分のチームの数字に置き換えてみてください。

2つめは「乗り換えそのものの手間」。データの移行、メンバーへの説明、クライアントへの案内が必要になります。確認しておきたい項目は、次の章でまとめます。

また、ユーザー課金のツールは人数によって結果が大きく変わります。同じ単価でも、20人なら720,000円、5人なら180,000円。外部の協力者も含めた人数で、もう一度計算してみるのがおすすめです。

乗り換える前に確認しておきたい5つのこと

乗り換えで失敗しやすいのは、料金だけで決めてしまい、あとから「これができない!」と気づくパターン。候補を絞る前に、次の5つを確認しておきましょう。

1いま実際に使っている機能を書き出す

課題、Wiki、ガントチャート、ファイル共有、Git、外部サービスとの連携のうち、毎週使っているものに印を付けてみましょう。使っていない機能は、乗り換え先になくても困りません。逆に、Gitのように業務の土台になっている機能は、代わりの置き場所まで決めておく必要があります。

2データをどこまで持ち出せるか

課題の一覧は書き出せても、コメント、添付ファイル、Wiki、課題どうしの親子関係まで移せるとは限りません。乗り換え先の取り込み機能が何に対応しているかを、先に調べておきましょう。

現実的なのは、進行中の案件だけを移して、終了した案件は書き出して保管しておく方法です。過去の課題をすべて移そうとすると、手間が一気に増えてしまいます。

3社外の人のアカウントをどうするか

クライアントや外注先を招いているなら、乗り換え先でも同じように招けるかを確認します。チェックしたいのは、「社外の人に見せる範囲を絞れるか」と「人数分の費用がかかるか」の2つです。

4契約更新日から逆算する

移行は、適用開始日の2〜3か月前に始めるのが目安です。新旧のツールを並行して使う期間も、1か月は取っておきたいところ。更新日の直前に慌てて始めると準備が間に合わず、新料金で1期間分を払うことになってしまいます。

5小さな案件で試す

多くのツールには、無料プランやデモが用意されています。まずは1つの案件を、2〜3人で2週間ほど動かしてみてください。機能の一覧だけでは分からない、使い勝手の差が見えてきます。

「月額コストをゼロにしたい!」なら買い切りのGeckoFlagも選択肢に

ここで少しだけ、当サイトが提供している「GeckoFlag」をご紹介させてください!
GeckoFlagは、自分のサーバーにインストールして使う4,800円の「買い切り型」プロジェクト管理ツールです。毎月のサブスク費用はかかりません。

「毎月の固定費を抑えたい」「人数やプロジェクト数を気にせず使いたい」という少人数チームやWeb制作会社さんに向けて開発しました。

課題の登録、コメント、カンバンボード、ガントチャート、Wiki、ファイル共有がひとつにまとまっています。

Backlogからの乗り換えで合いそうなポイント

  • 料金は4,800円のワンプラン。ユーザー数・プロジェクト数・課題数に、ソフトウェア上の上限はありません(別途、サーバー代はかかります)
  • 導入はブラウザだけで完結。ファイルをサーバーに置くとインストーラーが始まるので、コマンド操作もDockerも不要です
  • アップデートとバックアップも、管理画面から行えます
  • カンバンのカードをドラッグして、ステータスを変えられます(Ver1.8.0から。PCのみ)
  • クライアントや外注先は、ゲストとして招待できます。ゲストに見えるのは、参加しているプロジェクトだけです
  • サイト名やロゴを差し替えて、自社のツールとして見せることもできます

動かすには、PHP 8.2以上と、MySQLまたはMariaDBが使えるサーバーが必要です。

GeckoFlagが向いていないケース

もちろん、Backlogと比べて「できないこと」もはっきりあります。次に当てはまるチームには、GeckoFlagは向いていません。

  • GitやSubversionのリポジトリを、課題管理と同じ場所で管理したい
  • バーンダウンチャート、マイルストーン、工数の記録を使っている
  • SlackやGitHubなどの外部サービスと連携したい
  • スマートフォンのアプリや、二要素認証が必要
  • サーバーの契約や管理を、自分たちで持ちたくない

データの移行にも制限があるので、ご注意ください。Backlogから移すための専用ツールはありません。課題はCSVで取り込めますが、新規の課題として登録され、課題番号は振り直されます。親子課題の関係も、CSVでは引き継げません。

機能の違いは、GeckoFlagとBacklogの比較ページに表でまとめています。実際の画面はデモで試せるので、気になる方はぜひ触ってみてください。料金は料金ページをどうぞ。

まとめ:続ける?乗り換える?判断の目安

Backlogの新プランは、2027年1月1日以降の最初の契約更新日から適用されます。まずは、自分のチームの「適用開始日」と「新しい月額」を確認するところから始めてみてください。そのうえで、次の目安で考えると整理しやすくなります。

チームの状況 合いやすい選択
Git、バーンダウンチャート、AI機能を使っているBacklogを続ける。年払いと、人数・プロジェクト数の整理で費用を抑える
数人の固定メンバーで、外部の人をあまり招かないユーザー課金のクラウド
サーバーを扱える人がいて、機能を作り込みたいオープンソースのセルフホスト
サーバーの専門家はいないが、月額をなくしたい。使う機能は課題管理が中心買い切りのセルフホスト

どの選択にも、向き・不向きがあります。料金の差だけで決めてしまわず、いま使っている機能と、移行にかかる手間を並べて、じっくり判断してみてください。この記事が、チームに合った選択のヒントになればうれしいです!

参考情報

※この記事の料金と日程は、2026年10月4日時点の情報です。契約の前に、公式ページで最新の内容を確認してください。